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ダブル台風は危険?2019今後の進路や過去の影響や被害とは|台風合体はある?

こんにちはタピノ(@tapinonono)です。

今年も今年とて次々台風が遅い、19号の影響は日本に大きい爪痕を残しました。

次に生まれた20号(ノグリー)は大丈夫そう…と思ったのもつかの間、21号(ブアローイ)が発生。
その進路予想の先が19号とぶつかりそう!と心配している人も少なくないのですが

ここで浮かぶ疑問。「ダブル台風って大丈夫?台風って合体するの?ぶつかったらどんな影響が起こる?」

ダブル台風の影響や過去の被害、2つの台風がぶつかると起こる影響、なんだか怖そうなので調べてみました。

Contents

台風合体を心配するネットの声とダブル台風の進路

これだけ台風が多い日本でもそんなにしょっちゅう2つの台風がぶつかりそう!という状況にはなりません。それだけに「ぶつかったらどうなるの?」という心配の声が上がっています。

現在の台風20号、21号の進路予想はこちら

円の位置が完全に重なりそうな時の日付にはズレがあるものの、21号は「非常に強い」ので温帯低気圧に変わる前に20号と干渉することがあればどうなってしまうのでしょうか?


過去のダブル台風の影響や被害は

 

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ダブル台風の影響で最も被害がでたのは1998年におこった台風7号と台風8号のダブル台風の近畿上陸。2日連続で近畿地方に直撃し、通過までに557mmの雨量を記録した地域もあり、被害者や行方不明者は600人にも登るそうです。

1998年といえば20年以上前なのでかなり昔に聞こえますがそれでも大昔のような簡易的な木の家ばかりというような昔ではありません。しっかりした家だし車もある。見た目だけでいえば今と大差はないような時代でここまでの被害は恐ろしいですね。

2日に渡って関西を襲ったというのも甚大な被害を出した要因でしょう。


台風同士は合体するのか

台風がぶつかると合体することはあるのか?

結論的には台風は合体しません。

その理由は台風はすごい速さで回転しているから合体はせず、お互いで干渉しあうのだそう。

干渉する動きを「藤原の効果」といい、中央気象台長の藤原咲平(ふじわらさくへい)さんが発見したことからつけられた名前です。

ではこの藤原の効果がどんな影響をもたらすのでしょうか?

ダブル台風「藤原の効果」とはどんなものか

ダブル(もしくはトリプル)の台風の藤原の効果は6つのパターンに分かれます。

反時計回りに回転する指向型

片方が北上し、後を追うように次の台風が北上する追従型

弱い方の台風が強い方に巻き込まれて急速に衰えて1つになるパターン相寄り型
これは2つの台風の勢力が極端に異なる場合に起こります。

東側の熱帯低気圧北上しそれが去った後に西側の熱帯低気圧が北上始める時間待ち型

2つの熱帯低気圧が並行して移動する同行型

東側の熱帯低気圧が加速して北東へ移動し、西側の熱帯低気圧が減速しながら西へ移動する離反型

これらの結果台風の動きがスムーズでなくなって影響が長引く可能性もあります。

「過去に台風が台風を取り込んだということがあったような…」と心配する人もいますが、実際に台風が片方勢力が衰えた時にもう一方の台風に取り込まれることはあります。

でもそれにより勢力が強くなるということはないそう。
ふと「台風を取り込む」と聞くとパワーアップしてしまうような気がしますがそこは安心ですね。

ー参照:Wikipedia中日新聞プラス

まとめ

ダブル台風の影響や過去の被害、台風は合体するのか?について調べてきました。
過去の甚大な被害を知れば怖くなってしまいますが、今回の20号と21号は少しズレがあるのでダブルで上陸などの状況にはならないようです。
ですが今後もあり得ない話ではないのでよく知って、次に起こった時に普段の台風以上に警戒、備えをしておきたいですね。