オリオンビールなど5社で構成されている「ジャパンエンターテイメント」(那覇市)がオリオン子会社のオリオン嵐山ゴルフ倶楽部の土地にテーマパークを開業する予定であることを発表しました!
2024年末くらいにテーマパークを開業する方針で進めているそう。
出ている情報によればこのテーマパークは”沖縄の自然や文化をテーマ”にした内容年間200万~400万人の来場を見込んでいると言うところまで進んでいるそうですが…
そんな疑問がふと浮かびましたので、この新しく予定されているテーマパークと以前USJ沖縄の計画が発表されていたにも関わらずボツになった理由を調べてみました!
Contents
沖縄に出来るテーマパークについて最新情報
現在ゴルフ場の土地は
この場所だと観光客に大人気の美ら海水族館と共に旅行ルートが組めそうですね!テーマパークの規模にもよりますが、周りにホテル併設も想像出来るところ。
沖縄に新テーマパークが出来ると発表された土地は現在ゴルフ場で、沖縄の気候からも季節によってはお客さんや従業員などをまだ結構抱えているはず。ではこれはどうなるの?
ゴルフ場の会員や従業員は
ゴルフ場は建設工事が始まる21年6月ごろまで営業する予定
同倶楽部は会員権を買い取る方針で、会員権相場の10万円に会員となる際の初期費用を加算し、プレミアム(割り増し)としてさらに20万円を上乗せする。
正会員は50万円、平日会員は40万円になる見通しで、8月下旬から9月までの間に会員向けの説明会を開くとしています。
従業員は、テーマパーク従業員への移行も含め、オリオングループとして再就職先を支援する。営業停止後に、再就職を望まない場合や決まらない場合は給与年額の60%の2年分に相当する金額を支払う方向で検討を進めている。
尚、年内に環境調査を行う予定だそうで、これによっては開業予定時期などに変更が生じる可能性もあるかもしれませんね。
USJ沖縄はなぜボツになったのか
2014~2016年に「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」を運営する「ユー・エス・ジェイ」が計画沖縄にもUSJをつくる予定を立てていましたがその計画は断念、ボツになりました。
ではなぜUSJ沖縄計画は無くなったのか?
USJはコストがかかる
今は相当な人気のUSJ、週末や連休に行こうものなら”有料ファストパス”『エクスプレスパス』を使用しないとなかなか希望のアトラクション全てに乗ってかつショーも楽しんで…とはいかないくらいの混雑具合です。
ですが以前は初年度こそ1100万人の入場者数でしたが、すぐに落ち800万人を越すのがやっとという状態が続いたんです。これで「もうUSJはだめだ」と言われました。
そこに救世主としてヘッドハンティングされてきた森岡毅マーケティング本部長。
ぐんぐん数字は上がっていき、就任4年目には1050万人を突破し上がり続けています!
なんて声もあるんですが、売り上げは上昇していてビジネスとしては大成功、もうだめかもと思われたUSJを救ったのは確かです。
そう大阪のUSJを例で言えば最低でも1000万人の入場者数が必要なのです。
見込み客数の少なさ
ずばりUSJを継続して運営していくには見込める観光客が少ないということです。USJ沖縄の計画があったのは数年前で沖縄の観光客数は上昇してはいます。
平成30年度の観光客数は、999万9,000人で過去最高の記録。
そのうち外国客は、前年度から11.5%の増の300万800人で11 年連続で過去最高を更新していますし、初の300 万人台となりました。
空路もクルーズ船も増えていて観光客増加にまださらに増える見込みはあるでしょう。
そんな順調に見える沖縄の観光客数なのになぜUSJ沖縄が出来なかったか?
これにつきます。
上で述べましたが入場者数800万人がやっとのUSJは「もうダメだ」と潰れるのではと言われました。なので800万人では足りない。1000万人は必要なのです。
999万9000人の登った沖縄への観光客数ですが、この全てがUSJ沖縄を訪れる訳ではありませんよね。テーマパークに行くのは全世代とは言えないし、沖縄に行く人の中には綺麗な海で過ごしたり美ら海水族館を訪れたり…”のんびり、ゆっくり過ごすことを目的に行く”という人も少なくありません。
大阪の2019年の観光客数は1200万人でもちろんみんながUSJに行く訳ではありませんが、大阪は大阪府民はもちろん関西圏など”週末の遠出”レベルで行ける人も多いので観光客数以外にもかなりの数入場者が見込めるのです。
沖縄県民がアメリカ企業に難色か
2015年にアメリカメディア大手の「コムキャスト」にUSJは買収されています。
この新しい経営陣が難色を示したとも言われていますし、また沖縄県民が歴史的な問題や現在のアメリカ軍基地の問題もあるので、さらにアメリカの企業が大きなものを沖縄で広げようというものに反対だったという話もあります。
結局あまり具体的には進まなかったので詳しいことは分からず、ハッキリした理由の発表もありませんでしたが…
USJ沖縄計画が撤退した理由まとめ
- USJを運営していくには相当なコストがかかる
- 沖縄の観光客数は継続して上昇しているもののUSJ運営には厳しい
- 沖縄に来る観光客は賑わいすぎるテーマパークを求めていない人も
- 沖縄の観光客増加を目指すも飛行機、船が必要な事から限界はある
- 沖縄県民のアメリカ企業が展開するUSJに難色か
新しく発表されたテーマパークは沖縄の自然や文化に寄り添ったものになる予定と見られているのでその規模や中身が決まっていくのが楽しみですね!